「染芸展」について
東京都工芸染色協同組合では、日本の伝統的工芸品である東京手描友禅をひとりでも多くの方に興味を抱いていただくように振興をはかり、現代の生活スタイルにマッチングした模様デザインを常に提案し続けています。
毎年一度開催されています東京手描友禅のコンクール展示会「染芸展」では、東京都などの後援も得て、都会感覚の洗練された秀逸な意匠と高い技術力によって制作された新作の創作品の数々が展示され一般にも公開されています。
コンクールの開催は後継者の育成にも一翼を担っており、伝統に培われた優れた技術力は確かな手ごたえとして伝承をされ続けています。
東京手描友禅の「染 芸 展」をぜひ一度ご高覧願えれば幸いです。
第61回 染芸展 東京手描友禅・コンクール展示会
主催;東京都工芸染色協同組合
共催;東京都
会期;2024年3月1日(金)~ 3日(日)
会場;東京都立産業貿易センター台東館(浅草)
https://www.sanbo.metro.tokyo.jp/taito/
お問い合わせ先;当組合事務所まで
左の写真は、染芸展図録の第二号、第三号です。
和綴装丁本で、一部頁が色刷りですが、多くの頁はモノクロ写真となっています。
第三号が発刊された1964年(昭39)は東京オリンピックが開催された年でした。
表紙見開きページのメッセージには、国際都市東京の存在をアピールし、掲載されている作品にも都会感覚の斬新なデザインが多く見られます。東京手描友禅に於いても更なる飛躍の年となりました。